ギアチェンジのポイント(4輪車編) 2

 
 さて・・・実際に操作する時の注意点ですが!

 シンクロナイザーが、きちんと作動する為には・・・一瞬ですが時間が必要なのです!

 ですから、バイクの変速操作の様に瞬時にやってはいけないのです!
シンクロナイザーがきちんと作動する様に、『イチ、ニイ』と言う位の・・・「間」を取ってやらないといけないのです。

 それでは、まず基本的なギア配置を見てみましょう!ギアは一番一般的な「5速MT」です。

5速MTの基本的な、ギア配置です。真ん中の青い丸が、「ニュートラル」と言われる、エンジンの力が何処にも伝わらないギア位置です。 「ニュートラル」の時は、黄色い矢印の方向へ「ばね」の力で、常に真ん中に来るようになっています。

 数字は、ギア位置です。1〜5は、ロー、セカンド、サード、トップ、オーバートップで、Rはリバース(バック)です。
ローギア

 まず、「ローギア」は「ニュートラル」から左方向へ押し付けて、壁沿いに前に押します。
 こうすれば、ローギアにしか入りません。

 横方向への押し付けが、弱過ぎると「サードギア」に入ってしまう事があります。
セカンドギア

 次は「セカンドギア」です(乗用車の場合は、セカンドギアに直接入れる事は、基本的にはありません。大型自動車は、セカンドギア発進が基本です。)が、ローギアから左側の壁沿いに、ニュートラルで一呼吸おいて、「イチ、ニイ」と言う感じで操作します。
サードギア

 サードギアは、セカンドギアから一旦、ニュートラルへギアを「抜いて」(この抜く、感覚が大事なのです!)手を離す様な感じで、ニュートラルから前へ押す。

 赤い矢印が、「イチ、ニイ」と言う感じです。
トップギア

 トップギアは、サードギアからそのまま下へ「イチ、ニイ」と、下げるだけです。
トップギアからサードギアは、その逆です。
サードギアから、セカンドギアは・・・

サードギアから、一旦「ニュートラル」へ抜いて、左方向へ押しつけて壁沿いに下へ引くのです。
セカンドギアからローギアは、セカンドギアから左側の壁沿いに、「イチ、ニイ」と前に押します。
ここで、路上教習の中で頻繁に使うギアチェンジです。

 トップギアから、サードギアをとばして、セカンドギアに入れる方法です。

 減速チェンジは、ブレーキで減速した後の加速に備えてギアチェンジなので、間をとばすのは有り得る話です。
 トップギアから一旦ニュートラルに抜いてから、左方向へ押し付けて、壁沿いに手前へ引くのです。


 こんな感じで、常に「イチ、ニイ」と言うタイミングで操作します。

 手を動かす速さは、速過ぎてはいけません!

 さて、ここで・・・こう言う動かし方をしようと思ったら、手の使い方が重要になってくるのです。

 次は、手の使い方を考えてみましょう!

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