ギアチェンジのポイント (4輪車編) 3

 ギアチェンジがスムーズに出来るようにするためには・・・手の使い方が重要なのです!

 ま〜、スムーズに間違わずに操作できれば・・・持ち方なんか何でも良いのですが・・・
機械の動き方を考えると、操作の仕方も自ずと出てくるのです!

 それでは、まず・・良くない例から・・・

チェンジレバーを普通に上から握ると、こんな感じになるのですが・・・別に、問題ないと言えば・・・問題ないのですが?
 
 機械の動き方から言うと、もう一つです!

 間違いが出やすいのです。
「手の力を抜いて!」と言うと・・・皆さん、よくこうなります?

 これは、力を抜いているつもりでも・・・実は、かえって力が入ってしまいます!(ダッシュボードに指先が当たって、つき指しますよ!)

 そして、これではギアが入る時の感触が解りません!
力を入れないだけで、レバーは握るべきです!
この様に、指で持ってしまうと・・・正確で無駄の無い操作は、もう無理でしょう?

それでは、どの様に手を使うべきなのか・・・私が、お勧めする方法です!


 まず、チェンジレバーを見てもらいましょう。

これが、チェンジレバーです。

 多くのチェンジレバーが、丸い形をしています。
 何故なのでしょうか?
それは・・・手のひらの形が、この様に真ん中が窪む様な形になるからです!

 この、窪んだ所をチェンジレバーの丸い角に当てるとスムーズな操作がやり易いからです。
この様に、上に書いてある数字が見えるぐらいに横から持って、ニュートラルから左横へ押します。
そして、左側の壁へ押し付けたまま、前へ押したら・・・
 ローギアにしか入りません!
そこから、左側の壁へ押し付けたまま、手前に引いたら、セカンドギアにしか入りません。
サードギアへ入れる時は、こちら側から持ち・・・
一旦、ニュートラルへ抜いて、手を離す様な感じで力を抜いてから・・・

 この時に、横方向へ引っ張ってしまうと・・・オーバートップに入ってしまいます!!
横へは引っ張らずに、そのまま、前へ押してやれば、サードギアです。

 この時に、機械が動く形をイメージすることが重要です!
トップギアは、そのままでニュートラルで一呼吸「間」をおいてから、手前へ引くだけです。

 この様に、ローギア、セカンドギア側と、サードギア、トップギア側とでは、手のひらを裏返すようにすれば、間違いが少なく、機械の動き方に忠実な操作になるのです!

 
この手の使い方なら、チェンジレバーを見ないででも、手をかけるだけで操作出来る様になります!

 それでは、実際にギアチェンジしている所を、見ていただきましょう!

 こんな感じです! ローギア、セカンドギア側とサードギア側とでは、手の向きが変わるでしょ?それから、動かす時に必ず「ニュートラル」で一呼吸おいて、「イチ、ニイ」と言う感じで操作しているでしょ?これがポイントです! 


実は、この時の足の動かし方も重要です!意外と・・・速くは動かしていないでしょ? 左足を上げる時は、エンジンとタイヤをつないでゆく・・・と言う感覚で行なう事が重要なのです!

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