ギアチェンジのポイント(4輪車編) 1


 今回は、4輪車のギアチェンジのポイントです。
基本的には、バイクと同じなのですが・・・バイクとは少し違うところも?

 まずは、4輪車のギアは下の画像の様な物です。

バイクと基本的には、同じ様な物です。
 ただし、4輪車独特の機構も・・・

 これも、今現在は「常時噛合式」なのですが・・・バイクと違うところは、やはり車全体の車重の違い(4輪車は、バイクのおおよそ10倍以上)から来る、ギアに対しての「面圧」の違いでしょう?
 (大きさも、バイクに比べると・・・やはり、大きいです・・・が。しかし、10倍の大きさが有るわけではありません)

 このため、ギアを横方向へスライドさせる機構の原理は、ほぼ同じなのですが・・・バイクの様にいきなり直接にギア同士をかみ合わせると、ギアに対しての負担が大きくなり過ぎるので、お互いのギアの「回転数」を合わせる為の「シンクロナイザー」と言う機構が有るのです。

矢印の所が、「シンクロナイザー」と言う所です。小さな三角形の部品が、お互いの回転数を合わせて、白い矢印の部品が横方向へスムーズにスライドする様になっているのです。 ちなみに、この状態は・・・いわゆる「ニュートラル」の状態です。 白い矢印の所が、ギアチェンジをした時に横へスライドする所です。チェンジレバーが、動かす部品です。
白い矢印の部品が、左側へスライドしました。これで、一つのギアに変速出来た状態です。
今度は、白い矢印の部品が右側へスライドしました。これで、また違うギアへ変速出来た状態です。

 バイクの場合は、シンクロナイザー無しで作られていて、しかもタイミングを逃さず、瞬時に変速操作をした方が良い場合が多いのですが、4輪車は・・・この、シンクロナイザーが有るがために・・・あまりに速い操作は良くないのです。

 「チェンジレバーを操作する時は、ニュートラルで一呼吸置くように・・・『イチ、ニイ』と言う感じで操作するべきなのです」

 では、実際の操作の注意点は・・・

 BACK  NEXT