まずは・・・二輪車メンテの初歩の初歩! チェーンのグリスUPから。

 今回は、より身近な乗り物・・・自転車を使ってやってみます。

まずは、サイドスタンド側へ壁に立て掛けるなどして、リアタイヤが浮き上がる(回せる状態)
状態にします。センタースタンド式なら簡単なのですが・・・
ペダルを回しながら、チェーンにスプレー式のオイルを吹きかけてゆきます。
オイルは何でも良いのですが(自転車は・・)、それ専用の物を使用した方が安心感が
有るのも確かですね!
特にバイクは、チェーンも非常に高速で回転して行きますから、単なるオイル(バイクの整備
マニュアルには、エンジンオイルの指定があったりもしますが・・・)では、オイルが飛び散って
しまって周りが悲惨な状態になります。
チェーンに、まんべんなくゆきあたるようにゆっくりと作業します。
この時、タイヤにかからないように、向きや角度を注意してください。
(タイヤにかかっていると、道路で凄いパフォーマンスをやるはめになります??)
まんべんなく吹き付けが終わったら、表面のオイルを拭き取ってゆきます。
チェーンオイルを勘違いしている方がたくさんおられますが・・・
チェーンオイルは表面の潤滑の為ではありません!
ローラーとベースピンの間の潤滑(つまりは内部の・・・)が、最も重要なのです!
ですから昔は、チェーンを鍋を使ってオイルで煮詰めたそうです?
効果があるかもしれませんね?
ですから、表面のオイルは必要は無いのです。
グリスUPが終わったら、正常に回るかを点検しましょう。
見違えるようにスムーズに動くようになるかも?
(逆に言えば、極端にスムーズになるようでしたら・・・日ごろのメンテナンスが悪すぎます!)

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