6台目のバイク KAWASAKI KDX200SR


 6台目のバイクは、KAWASAKI KDX200 でした!

 このバイクは、日本のオフロード・バイクの歴史を変えたバイクと言えるのでは、
ないでしょうか?

 それまでのオフロード・バイクは・・・「オフロードも、走ることが出来ます。」的な物でした。
しかし、このKDX200は・・・「オンロードも、走ることが出来ます。」と言う感じで、本格的な
オフロード・バイクでした!レーシング・マシンに、保安部品を付けただけのバイクと言えました。
 と、言っても・・・その、レーシング・マシンは、オフロードでのスプリント・レース用の「モトク
ロッサー」ではなく、オフロードでの耐久レース用の「エンデューロ・レーサー」でしたが・・・

 しかし、それまでのオフロード・バイクとは「次元」が違っていたのは確かでしょう?

 このバイクを購入する時なのですが・・・雑誌記事などで発売されるのは分かっていました。
発売になって間もなく、いつものバイク屋さんから電話が入って・・・「KDX200SRが入って
来たから、見においで!」と・・・さっそく見に行ってみると、「凄いな〜!」でした。すると・・・
バイク屋の社長が、「次の入荷は2ヶ月ぐらい先になりそうなのやけど、君が乗るんやったら
このバイクは君にまわすで?」と・・・そう言われたら・・・買うしかないでしょ?

 KAWASAKI KDX200SR 

 89年型 2ストローク・エンジン

 200cc 35馬力 乾燥重量107kg

 定価 398,000円
 このバイクの凄い所は、まず車体が
 しっかりしているところです。

 同時開発のKDX200とほとんど同じ
 フレームです。サスペンション・ストロ
 −クは、前が290mmで後ろが300mm。

 フロント・フォークの直径は、
 なんと43mmでした!
 これに乗ってしまうと・・・それまで乗っ
 ていたKMX200と比べると・・・
 まるで「大人と子供の違い」でした。

  凄いな〜と、思いました。
 しかし・・・あまりにオフロード寄りに
 造られていたので・・・

  「ちょっとな〜?」と言うところが・・・
 まず、「ブレーキが効かない!」
 特に初期型は?

 それから、エンジン・オイルを入れるのに、
 シートのボルトを外さなければならない。

 KMXはエンジン・キーだけでした。

 これって、結構面倒でした?
 そして、サスペンション・ストロークが
 長いが為に「足付き性が悪い」ので、
 思い切った乗り方が出来ない。

 結局は自分自身の、下手さ加減が
 良く解る事になりました?

 「自分には、フルサイズのオフロード
 マシンは扱いきれない?」と、思うよ
 うになりましたね。

 結局、このバイクは・・・あまりに内容が凄かった(当時としては)!が為に、乗りきれなかっ
 た。と言うのが本当です。しっかりとした車体と、サスペンションが有るのに、それを使い切
 れなかったと言う事です。それから、「ロング・ツーリング」には向かないバイクでした。
 エンジンオイルの警告灯が、実容量のわりには早く点灯するので気が気ではなかったです。

 発売当初のカタログです。

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