ギアチェンジのタイミング


 さて、前回はギアチェンジの必要性について考えてみましたが・・・

今回は、その「タイミング」です!

 これが非常〜に重要です!! 何をするにしても、それを行なう時期「タイミング」が、非常に重要です。  運転操作は勿論、仕事でも、勉強でも、恋愛でも・・・?

 では・・・ギアチェンジのタイミングは?

 
「速度を変えた時」です。

 加速チェンジは、加速をやめた時。減速チェンジは、減速をやめた時。
スムーズな加速チェンジは、加速して行って次のギアが使える速度になって、その加速をやめる時に行なうべきなのです。このタイミングでギアを変えれば、クラッチペダルを「スッ」と上げても大丈夫です。ギアを変える時に、クラッチペダルを「ゆっくり」と時間をかけて上げる方がおられますが・・・それは、間違いです! 勿論、乱暴な上げ方はダメですが・・・。
 
 ギアチェンジをした時に、綺麗にスムーズにつながるかどうかは、クラッチペダルの上げ方以上に「タイミング」が重要なのです! ここでもう一度、ギアチェンジした時のエンジンの回転数を見てみましょう。

 同じ速度でギアを変えた場合(ギアを変える時は、同じ速度で変えているのです。ハイ)、加速チェンジは回転数が下がります。そして、減速チェンジは回転数が上がります。ですから、ギアを変える時は、加速なり減速なり速度が変わって、次のギアが使える状態になっているので、時間をかけずにクラッチペダルを上げても大丈夫なのです。
 クラッチペダルを上げる時にアクセルペダルを踏んで、エンジンの回転数を上げてクラッチをつなごうとされる方がありますが・・・必要はありません!普通に走るのであれば・・・。サーキットでエンジンの能力をフルに使って走るのであれば、必要な時もありますが・・・市街地道路などで普通に走るのであれば、必要はありません。
 何故か・・・加速チェンジをした時は、エンジンの回転数が下がります。その回転数が下がりきらないうちにクラッチペダルを上げれば良いのです。この時に時間がかかり過ぎると、回転数が下がり過ぎてスムーズにつながらなくなるのです。
 逆に、減速チェンジはエンジンの回転数が上がります。ですから、アクセルペダルを踏んで回転数を上げてからクラッチをつなぐ(クラッチペダルを上げる事です。)方が良いとも言えるのですが・・・市街地道路を走る位の速度なら、必要無いでしょう!この場合は、「半クラッチ」の位置で少し足を止めて、回転数が合うのを待ってやるぐらいでスムーズにつなぐ事が出来ます。

 要は・・・丁度良いタイミングで、必要な時間をかけて、必要以上の時間をかけずに行なうことです。
 加速チェンジは、アクセル(エンジンの力)で加速して行って、その加速をやめるタイミングでクラッチを切って(クラッチペダルを踏むこと。バイクの場合は、クラッチレバーを握ること)ギアを変えて、クラッチをつなぐ。
 減速チェンジは、ブレーキで減速して行って、その減速をやめた時に次の動きに備えたギアに変える為にクラッチを切ってギアを変えて、半クラッチの位置で少し待ってからつないでゆく。

 こんな感じです。

この時に注意が必要なのは、加速チェンジで・・・クラッチを切った時にエンジンの回転数が上がってしまう方がおられますが・・・それは、ギアチェンジを急ぎ過ぎです。

 本来、加速チェンジは「加速をやめるタイミング」で行なうものですから、回転がはね上がる事は無いはずです。 ここのところは、注意が必要でしょう!

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