2台目の車 いすゞGEMINI PF60E

    2台目の車も、1台目と同じく「いすゞGEMINI(ジェミニ)」です。

    1台目のジェミニに何の不満も無かったのですが・・・
   自分の車を持って、運転の経験をある程度積んで来ると・・・やはり・・・
   「よりパワーのある車」に乗ってみたくもなる訳です・・・特に、今現在と違って・・
   自動車の基本性能が、まだまだ高くなっていなかった時代なので、エンジンや車種によって
   の違いが大きい時代だったのです。
   
    ですから・・・「もっと凄い車に・・・」乗ってみたくなったのです。

   そこで、選んだのが・・・マイナーチェンジ後のGEMINI です!

 いすゞGEMINI(全部大文字になっているのです
  これが、マイナーチェンジ後の正式名です)

 E・PF60 です。 車体の大きさなどの基本は、
 1台目と同じなのですが・・・

 エンジンがガソリン・エンジンDOHC1800cc
 130馬力(グロスですから、ネットだと115馬力
 ぐらいですね)になり、20馬力UPです!
 フロント・マスクが、「逆スラント」から「スラント」に
 なりました。

 1台目のジェミニを購入した時には、マイナー・
 チェンジされていたのですが・・・ライトが「丸目」
 だったので・・・この形のライトの方が、私の好み
 です。

  そして、もう一つ・・・一番大きな変更点は・・・?

 エンジンが、DOHCになったのです!!

 今は、DOHCと言っても普通のエンジン
 ですが・・・当時は、そうではなかったのです。

 排気ガス規制が厳しい時代だったので、この車
 以外でDOHCなのは、スカイラインの「RS」位
 でした。(トヨタの86は、まだデビュー前です)
 同じ車体で、エンジンがより強力になったので
 まるっきり違う車になっていました。

   この車は、購入してから仲間内にデビューさせるまでに、いろいろとこだわって手を加えました。

 この時は、車種ラインナップは・・・
 ZZ−TとZZ−Rがあったのですが・・・
 (ダブル・ズゥィー)

 Tは、豪華装備番で、Rは何にも無し
 ただし、LSDやガス・ダンパーなどの
 走りの装備満載でした。

 私が、購入したのは・・・勿論 「ZZ−R」でした!

 画像は、ZZ−Rの標準内装ですが・・・
 私の車は、この様に運転席も助手席も、「セミ・バ
 ケット・シート」に変更していました。
 
 シートを変更した都合で、シートベルトは「4点式」
 の、フルハーネスにしていました。

 ハンドルは「MOMO」でしたね!
 リア・エンブレムは、型式名を自作して付けて
 おりました。
そして、もう一つは・・・「irmsher」(イルムシャー)
 のエンブレムで統一していました。

 イルムシャーは、2代目ジェミニで有名になりまし
 が・・・私は(ジェミニ好き)、それより以前から使っ
 て、おりました。

 1台目のジェミニでは「オペル」を、そして2台目の
 ジェミニでは、「イルムシャー」を使っていました。
 室内エンブレムも「イルムシャー」にしていました。

 画像には無いのですが、シートのエンブレムにも
 「イルムシャー」を、使っておりました。
 サイドミラーは、「オペル」用を使っていましたが・・
 平面ガラスだったので、見難かったです。
 リア・スポイラーは「フォルクスワーゲン・ジェッタ」
 後の「ゴルフ・ベント」用です。

 何故か、大きさ形状がピッタリだったのです。

 ジェミニ好きは皆さん、よくこれを使っていました
 ね!
 マフラーは、ノーマルでした。

 それでも・・・実に格好良いマフラーが付いていた
 のでした。

 音も凄く良かったです!

 「ノーマルの音」なのに、近所からクレームが付い
 たぐらいですから・・・?

  この様に、手を加えて仕上げてから・・・仲間内にはデビューさせました!

 ただ、色が1台目と同じく「黒」だったので・・・

 2台目は4ドアになったのに、1台目の時と
 同じ様に・・・後部座席へ、前のドアから乗ろう
 とした奴が何人かいましたね?

   この車には、本当にいろんな事を教えてもらいました!
  今の私の運転は、すべてこの車の経験の上にあると言えます。この車で覚えた事を、他の車で応用
  しているだけですね? それぐらい、基本的なところの勉強をした車と言えます。

   難しい所も、結構ありましたよ! まず、基本的な3拍子が揃っていましたからね?
 
   『走らない』『曲がらない』『止まらない』・・・でしたからね?

  DOHCと、言ったって・・・今の車のエンジンの方が遥かに良く回ります。
  曲がるのも、きちっとフロントタイヤに荷重を掛けて曲がらさないと「大アンダー」が出ました。
  ブレーキは、この車の弱点の一つでしたね? フロントは「対向ピストン」だったのですが・・・キャリパー
  剛性が低かったのでしょうか? 追い込んでブレーキを踏んで行くと、キャリパーが開いて、ブレーキが
  滑る様な感触がありました。

  そんな車を、無理やり走らせていたのですから・・・そりゃ、多少は上手くもなりますよね?
  今は、何年も前から「ドリフト」なる遊びが流行っていますが・・・この車に乗っていた経験から言うと・・・
  何で、あんなことするのかね〜? と、思いますね。 わざわざ滑らさなくても、車なんて速度を上げて
  行けば自然にタイヤは 流れ始めるやないの・・・?と、ね?
  
  この車で、山を走っていた頃は・・・なるべく滑らさないようにと、考えていたのですがね?
  ただ途中で、セッティングを変更して・・・と、言っても大したことはしていないのですが、フロント・タイヤ
  を「60(ロクマル)」にして、リア・タイヤを「70(ナナマル)」にしていた時があります。
   元々この車は、1000ccクラスのエンジンの車だったのを、日本で1600ccそして1800ccのDOH
  Cエンジンにしたので、非常に「フロント・ヘビー」な車だったのです。フロント・6で、リア・4位の重量配
  分だったのでは?ですから、速度を上げると「大アンダー」になり易かったのですが、それを防ぐ為に
  トランク・ルームへ「セメント袋」などを積んでバランスを取っていた人が多いらしのですが・・・私は、逆
  に・・・積極的にフロントへもっと重量を掛けて「オーバー・ステア」のセッティングにしていたのです。
   そうすれば、アクセル操作だけで向き変えが出来るようになると考えたのです。

   狙った通りに、その様な傾向が強くなったのですが・・・真っ直ぐに走り難いのと、タイヤのすり減りが
  激しいと言う状態になり・・・止めましたがね。

   この車に乗っていた時の私の理想は・・・「ハンドルは中立位置(真っ直ぐの状態)で、曲がる」こと。
  マイナス角まで、カウンターを当てるのは流し過ぎ! と、考えていましたね。

   それから、こんな遊びも・・・エンジンの回転数で、「3500〜5000回転」の間だけで走る。

  これは、面白かったですね! 良くやっていましたね。以上でも以下でもダメ! この間の回転数だけ
  で走るのです。 その為には、道路の地形や交通状況を素早く予測してギアを選ぶことが必要になり
  ます。前に車がいたら・・・勿論、追い越します! でも、危険な状況を作らない為には・・・どのタイミン
  グで追いつかせて、どのタイミングで追い越すか? を、対向車も含めてすべて予測しないとダメなの
  です。 ですから・・・物凄く頭を使わなければ出来ませんでした? 

   ま〜そんな遊びばかりをやっていましたね。

  それで、最後はスキーに、はまっていましたから・・・冬の長野県北安曇郡小谷村で毎日走っておりま
  した。雪深い所でしたから・・・常に横向いて走っていた様なものでしたね?
   雪煙りを、モウモウと上げながら「気分はWRC」でしたね。 でも、家に帰って六甲山へ行ってみると
  ぜんぜんでした? やはり、雪道と乾燥したアスファルトの上では、走る速度が違いますからね?

  そう言うことで・・・いろんな勉強?をさせてもらった車でしたが、結婚生活に入ると・・・嫁さんには、可
  哀そうな状況になる車でしたから・・・(勿論ですよね? パワーステ無し、エアコン無し、マニュアル・
  ギアでしたからね) それで、結婚してしばらくしてから買い替える事にしました。

  でも今でも、機会が有れば乗ってみたいと思いますね!

  購入した時のカタログです。

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