今回は、タイヤの空気圧チェックです。
これは・・・実は、バイクにとって・・・非常に重要な事なのです。
ですが・・・意外と・・ええ加減な扱いを受けている事が多いのです!!
まずは・・・空気圧チェックです! 意外と・・下がっているでしょ? |
空気圧が下がると・・・実は、大変なのです・・・?
バイクが、真っ直ぐに立っている時は(つまりは直進 している時は)・・・バイクの傾き角の所に、接地点は あるのですが・・・ |
バイクが傾く(つまりはコーナリング中)と、接地点は 内側に移動します。 この移動量に、応じてバイクは曲がって行きます。 |
しかし、空気圧が下がると・・・タイヤは変形します。 直進している時は、まだ良いのですが・・・ |
バイクが、傾くと(つまりはコーナリング中)バイクの 傾きに対しての、タイヤの接地点の移動が大きくなる のです! これは、フロントタイヤの切れ込みが大きくなると いうことです。つまりは、バンク角に対してのハンドル の切れ込みが強くなると言う事です。 これが強くなりすぎると、非常に曲がりにくい感じ になるのです。 |
ですから、適切な空気圧が非常に重要なのです。
ガソリンスタンドなどには、上のタイプの注入口 しか無い場合がありますが・・・バイクには、下の タイプの物が使い易いです。 |
上のタイプだと、こんな感じで・・・注入口に差し込めない状態 になってしまい易いのです。 |
ですから、バイクには右の様なタイプが良いのです。 |
これだと、しっかりと注入口に差し込めます。 |
しっかりと空気を入れたら、エアゲージでチェックです! この時に、せっかく入れた空気が漏れないように・・・! |
きちっとした空気圧なら・・・違和感無くコーナリングが楽しめますが・・・空気圧が適切で
ないと、まともに曲がってくれません!
ですから、適切な空気圧が・・・??
適切な空気圧って???
状況によって、変わるのです!
バイクは、タイヤの丸みを使って曲がります。
ですが、タイヤは空気圧によって変形します。
そして、その変形はコーナリング速度によっても変わります。
低速では、タイヤにかかるコーナリング圧力は低いですが・・・
高速では、タイヤにかかるコーナリング圧力は大変高くなります。
つまり、変形が大きくなるのです。
また、タイヤの空気圧は・・・気温、路面温度、ライダーの体重によっても変わります。
そして、タイヤの変形は・・・タイヤのすり減り度合いによっても変わります。
そうなのです・・・タイヤの空気圧って・・・・奥が深いのです!?
ですが・・・まずは、バイクの整備マニュアルにある基準空気圧に合わせましょう!
お楽しみは・・・その後で・・・!